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メルマガ抜粋第27号 リレーVOICE

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(以下は、2014年10月29日発信のメールマガジンからの転載です)

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「日本全体のシステム開発の考え方に変革を」
マジックソフトウェア・ジャパン株式会社 代表取締役社長 佐藤敏雄

私が、いわゆる超高速開発ツールと出会ったのは、1991年である。
それまでは、COBOLシステムのPGそしてSEに関わってきた。1991年に大手SI会社から外
資系企業に転職し、当時流行っていたCASEツールのコンサルタントとして、お客様に
対してCASEツールの適用の標準化、プロジェクトの進め方の指導をしていた。それま
では、SEが書いた仕様書をベースに、PGがCOBOLを書いて、テストをしながらバグを
なおして完成させていく手順の繰り返しであった。CASEツールは、仕様書に記載する
レベルの内容をモデル化して、あとはツールがCOBOLを自動生成し、運用環境にて設計
仕様レベルで検証していくものであった。これは当時、非常に衝撃を受けたものである。
開発者が、細かいプログラムレベルを意識することがなくなり、業務部門の方々との
コミュニケーションに集中できる。業務ニーズを忠実に、データモデル及び業務設計
モデルの中に取り込み、結果として動くプログラムを生成してしまう。つまりSEとPG
の区別がなくなることにより、業務設計に集中しながら、高品質なシステムができる
救いの手法と思ったものである。しかし、当時は、私の関わっていたツール及び市場
に出回っていたCASEツールは、非常に高価であった為に、一部大企業のみに適用され、
なかなか日本全体に浸透していかなかったものである。その間、全社データを洗練し
モデリングしていくというDOAも一つのトレンドであったと記憶している。

2000年にdbMagic(現在:Magic xpa)という超高速開発ツールと出会った。従来の
CASEツールと比較すると非常にコストが安く、国内に約800社の中堅中小を中心と
した開発パートナを通じてMagicを国内市場に展開している。驚くことに、半分近くは
1990年dbMAGICが日本市場に出てきて以来、使って頂いているパートナである。Magic
が日本に登場したのは、1990年ごろ、ダウンサイジングの流れにより、PCの導入が進
み、DOSアプリケーション開発ニーズが高かった頃である。当時は、IBMだけでなくNEC、
富士通、日立他のPCが混在しており、IBM互換機では動くがNECでは動かないという状況
があり、MAGICで開発したアプリケーションは、どのPCでもサクサク動くということで、
開発者の悩みを解決する手段として、DOS開発市場に浸透していった。

超高速開発ツールの一つの大きな特徴として、データモデル及び業務設計モデルを、
紙ではなくて、リボジトリという仕組みの中に貯めていき、そのリポジトリから、動く
アプリケーションを自動生成していくところである。プログラムコードを書くという
工程が省かれるので、当然生産性も高く、リポジトリがあるので、保守性も格段に効い
てくる。パートナの皆さんから言われるのは、今まで開発した資産(業務設計情報)が、
周辺の技術要素が変化しても守られている(継承されている)ことが、やはり素晴ら
しいと聞く。幾つかのパートナ様においては、1990年にDOSアプリケーションで
販売管理パッケージを作っていて、そのパッケージを継承して、今では、RIAアプリ
ケーションにまで進化させ、昨年からはiOS/Androidのアプリケーションまで進化させ
ている。これは、リポジトリに格納していたデータモデル及び業務設計モデルから、
技術要素の変革(DOSWindowsクライアントサーバブラウザアプリケーションRIA)に
応じて、Magic側にて動くアプリケーションをプラットフォーム毎に自動生成するので
ある。

約25年間、私は開発ツールに関わる仕事をしてきた中で、2年前、超高速開発ツール
コミュニティ立ち上げのお誘いを頂戴した。キックオフ会議に参加させていただいたが、
各々のビジネスもあるが、ビジネス以前に日本の開発手法を変革させたいという想いを
持った方々が集まっている事に大変嬉しく思った。私の会社も全国の800社のパート
ナと一緒に、お客様のシステムに対して、従来手法と違う提案をさせていただいている
が、このコミュニティを通じて、さらなる貢献をしていければと思う。そして日本全体
のシステム開発の考え方に変革を起こせること期待している。

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