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メルマガ抜粋第16号 リレーVOICE

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(以下は、2014年5月13日発刊メールマガジンからの転載です)

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【ITに関することは技術者の仕事である!という誤解を解消すべき時代になっている。

超高速開発コミュニティ 事務局 大島正善

日本では、IT(Information Technology[*1])という言葉は情報技術と訳され、どういうわけか、
“IT=コンピュータを使って情報を扱う技術”だと誤解されている。
ITという言葉には、どこにもComputerという単語は入っていないし、Technologyという言葉も、
そもそもコンピュータが生まれるはるか昔から存在している。実際、コンピュータが生まれる
前からIT(情報を扱う科学的なあるいは産業界の知識)は存在していた。
たとえば、狼煙という手段で敵の来襲を知らせる仕組みを構築したり、暗号を使って
敵情報告をする方法(カエサルの時代から存在したことが知られている)も、コンピュータは
使っていないが、一種のInformation Technologyの適用である。

この40-50年の間に、コンピュータ・テクノロジーが飛躍的に進化する中で、ITという言葉が
日本では広まったためか、ITは“How”に関することでそれに関わる仕事はコンピュータを扱う
専門家の仕事だと誤解されている。ITのうちIに関するWhatとWhyが本来先にあるべきで、それ
を考えるのはコンピュータの専門家ではなくビジネスの専門家の仕事である。ITという言葉が
コンピュータと強く関連づけられたためか、日本では、企業経営者の多くが(若い経営者は別
として)ITは自分の仕事ではないと考えている。

そこに大きな問題が存在している。そのような誤解が生じているのであれば、ITという言葉
を使うのをやめてもよいのかもしれない。(情報活用:Information Utilizationであれば、
技術者の仕事だとは考えないだろう)

今は、業務を行うのに情報システム(情報を処理・管理し、分析するシステムという意味で、
コンピュータ・システムが中核になるとはいえ、人間系の仕組みも含めた概念ととらえるのが、
本来の考え方である)が欠かせないという点については、誰もが否定しないだろう。今までは、
情報システムを構築し運用するのは技術者の仕事だとして、外部のベンダーに“おんぶにだっこ”
状態であることを是としてきたのだが、これからは、そのようなことでは、市場での競争に勝て
ないのは明らかである。

超高速開発ツールの大きな効果の一つに、情報システムの開発と維持改善という仕事に、
普通のビジネス・パーソンが関与することが可能となる、という点があげられる。これからは、
ユーザー企業の人たちがオーナーシップを持って情報システムの開発と維持改善を行っていく
時代となる。そういう時代に、超高速開発ツールは、大いにその力を発揮するであろう。

余談であるが、この5月19日に、一般社団法人 ICT経営パートナーズ協会(http://www.ictm-p.jp/)
が出版する新著、「超高速開発が企業システムに革命を起こす」が出版される。
超高速開発のコンセプト、ユーザー企業にとっての価値、従来の開発との違い、導入事例と
いったことがわかりやすく書かれている。IPA/SECの松本所長とJUASの元副会長である細川様
からも校正段階で読んでいただき推薦の言葉をいただいた。超高速開発ツールに多少の疑念の
ある方も、手に取って読んでいただければ、多くの疑問が解消するのではないかと期待できる。
是非、読んでみてはいかがでしょう? 
詳細は、こちらをどうぞ。(http://ec.nikkeibp.co.jp/item/books/P96270.html または
http://www.amazon.co.jp/dp/482229627X/)

注記[*1] Technologyという単語を英英辞典(ロングマン現代アメリカ英語辞典)で
引くと次のように書かれている。Knowledge about scientific or industrial methods,
or the use of these methods.テクノロジーはナレッジだということであり、日本語の
“技”にあたる単語はない。Methodsは手法のことだが、コンピュータに関することは
限らない。Technologyを技術と翻訳したのは間違いかもしれない。ITをあえてその意味も
含めて翻訳すれば、“情報を科学的に、あるいは、産業において、どう扱うかに関する
ノウハウ”とでもいうべきこととなる。そう理解すれば、ITはコンピュータの専門家の
仕事だと考えるのが間違いだと容易に理解できるハズだ。

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