Extremely Rapid Application Development Community (xRAD)

モデリング分科会

■ 「モデリング分科会」のご案内

2014年6月10日、超高速開発コミュニティに「モデリング分科会」が発足しました。座長はディービーコンセプトの渡辺幸三氏です。

資料

設立趣意書

「モデリング分科会」設立趣意書

 モデリング技術やレファレンスモデルの普及をはかるための「モデリング分科会」を設立します。現在、5人の参画が決まっていますが、趣意に賛同されるメンバーをさらに募りたいと考えています。

 具体的な活動内容については今後に詰めますが、設立趣意の根本にある感情は「欠落感」です。メルマガ29号のリレーVOICE「”超高速”で見えてくる限界:モデリング」で書いたように、超高速開発ツールはそれだけでは「超高速に走る船」でしかありません。どこに向かえば良いかをツールや船は教えてくれない。ゆえに、開発者は超高速で向かうべき目的地を見定める必要がある。そのために必要な技術がモデリングなのですが、これを学ぶための社会的リソースがあまりに貧弱と言わざるを得ません。

 音楽演奏が好きな若者がプロミュージシャンになるまでに何をやるでしょう。楽典を座学で学ぶだけでなく、膨大な演奏を「コピー(真似)」したり、セッションやライブといった衆人環視での生演奏に関わりながら腕を鍛えてゆきます。

 では、モデリングを学びたいと考えた若い技術者はどうするのでしょう。モデリングを実践的に学べると謳う書籍は多くても、豊富なモデリング事例にもとづくものは多いわけではありません。ネットで探しても「コピー」したくなる素材はほとんど見当たりません。人前でモデリングを実践したくても、相手にしてくれるグループもありません(あるとしたらUML系ばかりです)。業務システム向けのモデリング技術を身につけるための社会的リソースがすっぽりと欠落している。それゆえに、データモデリングのような知的興奮に満ちた工学分野が存在することさえ、多くの若者は知りません。

 この情けない状況が長い間放置されてきたのはなぜでしょう。業界人は「守秘義務があるから」とか「システムというものはどれもユニークだから」といった常套句で自己弁護を繰り返してきました。しかし、真実はもっと単純ではないでしょうか。皆がモデリングの重要性を語りはしても、それは自分の専門ではないと考えているからです。もっと露骨に言えば、下手にモデリングの実務に関われば、自分の弱点が露呈すると怖れているのかもしれません。

 しかし、超高速開発ツールを扱うベンダーの技術者は彼らのようであってはいけません。なぜなら、モデルの出来が業務システムの品質や開発効率のボトルネックになることを何よりも明らかにするものが、私たちの超高速開発ツールだからです。モデルさえまともであれば、実装がいかに容易であるかを具体的に示す。そのために私たちは、実践的なモデリングスキルを身につけておかねばならないし、初学者がどんどん「コピー」したくなるような素材を整備・提供するといった社会的役割も果たさねばなりません。

 それらを大きな目標として、この「モデリング分科会」を設立します。ありきたりな「モデリング勉強会」ではなく、モデルの「実装」までやりましょう。なぜそれが可能かというと、私たちには「超高速開発ツール」があるからです。賛同される技術者の参画をお待ちしています。

ベンダーメンバー 渡辺幸三(DBC)

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